帝国軍諸提督列伝(レンネンカンプ、アイゼナッハ、ケンプ、シュタインメッツ編)
ヘルムート・レンネンカンプ
第5次イゼルローン要塞攻防戦の時は、大佐としてラインハルトの上官であった。ライン ハルト独裁体制成立とともに、人材獲得に乗り出した彼の部下に迎えられる。
ヤンの詭計に苦杯を飲まされた経験からか、同盟降伏後にハイネセン駐在の高等弁務官に就任すると、ヤンに対して予断と偏見をもって接し、結果的にヤン一党の反乱を招来してしまう。人質として囚われの最中に自殺した。
「忠誠心、責任感、勤勉、公正、規律性といった数々の美徳」にめぐまれており、「部下たちにも相応の尊敬と信頼の念を寄せられていた」が、軍隊以外の世界に対しては想像力が働かない、型通りの狭量な軍人であったかもしれない。
ちなみに、ハイネセンに駐在した当時、まだ「36歳」であったという。
帝国軍7不思議のひとつであろうか・・・。
レンネンカンプ語録・レンネンカンプ評
「もう、終わりだ・・・」(OVA62話)
「単なる戦闘屋だ」(第5巻) ロイエンタール
エルンスト・フォン・アイゼナッハ
「沈黙提督」の異名を持つ。彼もレンネンカンプ同様、ラインハルト独裁体制成立後に、その配下に加わった。
後方かく乱や補給線防衛、陽動作戦などの地味だが重要な任務を確実に果たす。
彼は、新帝国暦3年5月18日16時に「チェック・メイト」と発言し、その場にいたミッターマイヤー以外の諸提督4名を驚愕させている。
彼は既婚者の家庭もちだが、どのようにして夫人に求婚したのか、またそもそもどのようにして意志の疎通をしているのか、大きなミステリーとされている。
これも帝国軍7不思議のひとつか?
アイゼナッハ語録・アイゼナッハ評
「チェック・メイト」(OVA106話)
「あいつ口がきけたのか・・・」(OVA106話)ビッテンフェルト
力ール・グスタフ・ケンプ
ラインハルトが元帥府を開設した当初からの部下。武断的性格を代表する。
「豪放で公明正大な人物であり、統率力も勇気も非凡であるとされていた」という。
だが、ミッターマイヤーとロイエンタールに階級を引き離されたせいか、「要塞対要塞」の戦いでは副将のミュラーを「小僧」呼ばわりしつつ、戦功を焦ったところがあり、ヤンの増援艦隊と要塞駐留艦隊の挟撃にあって戦死した。
「外伝」では撃墜王としてワルキューレを駆っていた頃の彼が登場している。
家庭の状況もはっきりしており、次男のカール坊やが前線に向かう父親にお土産をねだったりしている。妻の実家に仕送りもしているという。
ケンプ語録
「父さんはなあ、これから遠くの宇宙まで悪い奴らを退治しにいくんだ」(OVA30話)
カール・ロベルト・シュタインメッツ
大佐時代、ブリュンヒルト初代艦長として活躍。艦艇レベルの行動に口を挟もうとしたラインハルトを毅然として諫めた経験をもつ。
リップシュタット戦役の時は、辺境星域を平らげて手土産とし、ラインハルト軍に馳せ参じた。
「連戦」では、ブラックホールを背にして陣を敷いたヤン艦隊と戦うが、逆にブラックホールに押し込まれて大敗を喫する。
その後「回廊の戦い」でヤンとメルカッツの攻勢を受けて戦死する。
シュタインメッツ語録
「閣下! 当艦の行動に関する限り、指揮権は小官に帰するもの です」(劇場版『わが征くは星の大海』)
ラインハルトと帝国軍の諸将たち――名提督列伝
帝国キャラ編目次 http://anime-gineiden.com/page-63
最近のコメント