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グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼの謎【銀英伝キャラ】

その他のキャラ

作品の華たる女性キャラについて取り上げよう。

筆頭はやはりアンネローゼだろう。

ラインハルトがなにゆえ、皇帝に奪われた彼女を取り返さなければならないと思ったか。 彼女こそ、まさにラインハルトにとっての母性愛の象徴だったのではないか。

アンネローゼは稀にみる人格者である。

他者に対する強いいたわりの気持ちと同情心に富んでいる。自分を殺そうとしたシュザンナに対しても、少しも恨まず、彼女の境遇に同情をよせていた。

そして、キルヒアイスの死に対しては、終生自責の念を抱き続けた。

ただ、そんな彼女に関して、謎というか、不可解な点もある。アンネローゼに関する一般論よりも、むしろここでは、それに焦点を当ててみたい(だからこの題にした)。

それが「柊館炎上事件」での場面である。

アンネローゼと身ごもったヒルダに対し、地球教徒が襲いかかってきた時である。

アンネローゼは、見るからに重々しいスタンドを引っつかむと、一人の地球教徒めがけて投げ付け、見事にぶっ倒している。

見ての通り、画面からは、投げつける際、「うりゃああああああ!!」と絶叫していてもおかしくはないほどの、物凄い気迫を感じることができよう。

仮にスタンドがプラスチック製だったなら、このようなダメージとはならないはず。

やはり、「相当重いモノ」だったに違いない。

それを剛速球ばりに投げつけ、相手の額に命中させる・・単なる「偶然」や「火事場の馬鹿力」では説明がつかない荒業だ。

女子プロ野球チームのエースどころか、砲丸投げや槍投げでも通用しそう。

もしかして、「せいぜいケーキ作りと刺繍と花を愛でるだけが趣味の清楚なお嬢様」という固定観念が、思い込みや偏見の類いであり、間違っていたのではないだろうか。

というのも「銀英伝」キャラには「意外性」という要素がふんだんにあるからだ。(*)

実際、このシーンから推測すると、彼女には相当な腕力があることが分かる。

これは普段から筋肉を鍛えていなければ説明がつかない。

筆頭に上げられるのはやはり腕力である。たとえば、ケーキをオーブンで焼いている合間を利用して、「ふんっ、ふんっ!」と短く吐息しながら重いダンベルを交互に持ち上げ、普段から上腕筋を鍛えていた、という可能性は考えられないだろうか。

しかも、「モノを投げつける」という動作には、腕の筋肉だけでなく、足腰のそれも関わってくる。つまり、普段から足腰も鍛えていたというわけだ。

毎日、「ヒンズースクワット百回」といった筋トレメニューをこなしていたとか、空手の練習をしていたというようなことも、あながち荒唐無稽ではない。

あのアンネローゼが、実は裏では、「ちぇすとー!」と叫びながら、トレーニングルームでひたすらサンドバッグを打ち込んでいた、という光景はなかなか想像できないが、いざという時は皇帝をお守りせねばならない立場だったことを思えば、むしろこのような推測は理に適っているのではないだろうか。

以上参考画像

いずれにせよ、「意外性」が山盛りの「銀英伝」ゆえに、彼女を単なるお嬢様と決めつけていたら、足をすくわれることになるかもしれない・・・。

(*) たとえば、ラングが匿名で慈善活動を行っていたり、放薄者のフリードリヒ4世が実は達観していたり、政治業者のアイランズが突然本物の政治家へ変身したりと、人間の奥深さが物語のいたるところに顔をのぞかせるのが魅力である。これらの事例からすると、アンネローゼもまた通常のイメージとは反対方向の意外性を持つ可能性がある。

アンネローゼ語録

「ジーク、弟と仲良くしてやってね」(OVA4話)

アンネローゼ評

「この人がいなかったら、現在の歴史はなかったのだわ」(OVA36話)ヒルダ談

「あの人がいたからこそ、ローエングラム王朝が誕生し、カイザー・ラインハルトという巨星が宇宙に輝きえたのか」(OVA最終話ユリアン談)

名脇役たちこそ陰の主役なり――キャラクター勝手に分類学

その他キャラ編目次 http://anime-gineiden.com/page-369

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