【銀英伝】ヴェスターラントの虐殺【歴史ネタ】

リップシュタット戦役の最中、ヴェスターラントを統治していたブラウンシュヴァイク公の甥シャイド男爵が、民衆の反乱によって殺された。公爵は怒り狂った。 「賤民どもが! よくも我が甥を殺してくれたな! 我が領土に生きる恩を忘れよって! 恩知らずな ...
【銀英伝】ラインハルト VS 門閥貴族【銀河帝国内戦の歴史ネタ】

侵攻して来る同盟軍を完膚なさまでに叩きのめしたラインハルトを待っていたのは、皇帝フリードリヒ4世崩御の知らせだった。 外戚の専横を許したくないリヒテンラーデ侯爵は、ラインハルトと枢軸関係を結び、自己の権力基盤を強化。自身は新たに公爵に、また ...
名副官列伝【銀英伝キャラ】

ある集団・組織の中でリーダーがいれば、その補佐役に徹する人も必ずいる。 そもそも副官には、リーダーの総合的な戦略・方針面の決定にまで関与できる参謀タイプと、あくまで実施面の遂行に限定されるタイプの2種類がいる。 考えてみれば、この点でも、帝 ...
忠誠心あふれる人物たち【銀英伝キャラ】

『銀英伝』では「忠誠心」が、人間関係を形成する重要な要因になっている。 なにしろ忠誠心に厚い古風ともいえる人物がたくさん登場するのだ。 ここではそんなキャラを取り上げてみたい。 一般社会でも、教師は生徒を持ち、上司は部下を持つ。目下のものを ...
銀河帝国の大貴族の陰謀の数々

この『銀英伝』の物語には「陰謀」が非常に多い。 だが、一口に「陰謀」といっても、それを弄する者の性格によって異なり、様々なタイプに分類できることも事実である。 たとえば、ルビンスキーの場合、悪辣かつ非人間的な面とともに、感情の入らない、知的 ...
ヴェスターラント虐殺を肯定するオーベルシュタインの論理

さて、この問題が蒸し返されたのが、宇宙暦800年、新帝国暦2年8月の時である。 ラインハルトが、新設された戦没者墓地の完工式に出席した際、妻子をヴェスターラントで失った男が強烈に彼を指弾した。 その時に、オーベルシュタインは出て来て、虐殺の ...
オーベルシュタインの功績と謀略の数々

帝国キャラの中で真に非凡かつ変人と言えるのは、ラインハルトとオーベルシュタインだけではないだろうか。 他はいかに有能・非才といえども、しょせんは常識の範囲内の話である。 言うまでもなく、オーベルシュタインがラインハルト陣営に加わったのは、「 ...