【銀英伝】カイザー・ラインハルト崩御【歴史ネタ】

ユリアンらイゼルローン共和政府幹部たちは、ラインハルトと共にハイネセンへと降り立った。だが、ラインハルトを狙って拘留中のルビンスキーが捨て身の爆弾テロ(*1)を行う。ラインハルトは助かったが、ハイネセン市街は30%が消失してしまう。 宇宙暦 ...
【銀英伝】ロイエンタール元帥反逆事件、帝国軍相討つ【歴史ネタ】

ヤン・ウェンリー亡き後、ロイエンタール元帥は「新領土総督」として旧同盟首都星ハイネセンに赴任することとなった。将兵500万以上を従え、旧同盟領全域の政治・軍事のことごとくを指揮する身である。 「皇帝ラインハルト自身につぐ、これは銀河帝国にお ...
【銀英伝】イゼルローン共和政府の誕生【歴史ネタ】

ヤン・ウェンリー亡き後、彼の被保護者であり用兵学上の弟子であったという事実により、ユリアン・ミンツが軍事指導者の地位に就いた。また、ヤンの未亡人となったフレデリカが政治代表者の地位に就いた。 こうして宇宙暦800年8月、イゼルローン要塞に残 ...
【銀英伝】魔術師還らず――ヤン・ウェンリー死す【歴史ネタ】

イゼルローン要塞に立てこもったヤン一党を討つため、カイザー・ラインハルトの大親征が行われた。宇宙暦800年、新帝国暦2年4月、「回廊の戦い」が始まる。 この激戦で、ヤン艦隊は艦隊運用の名人であるフィッシャー提督を、また帝国軍はファーレンハイ ...
【銀英伝】帝国軍再侵攻、自由惑星同盟の滅亡【前編 歴史ネタ】

宇宙暦799年、新帝国1年11月、同盟全市民に対して、カイザー・ラインハルトは超光速通信の演説放送を行った。 それはヤン一党が逃亡せざるをえなかった事件の真相を打ち明けると同時に、同盟政府の非をならす内容でもあった。 こうして、バーラトの和 ...
【銀英伝】ヤン、政府の謀殺を免れて首都星を脱出する【歴史ネタ】

宇宙暦799年、新帝国暦1年。 終戦の後、ヤンは退役し、長らく待ち望んでいた年金生活に入った。副官であったフレデリカとも結婚し、平穏な新婚生活が始まる。 だが、帝国高等弁務官としてハイネセンに駐在することになったレンネンカンプは、「必ず内心 ...
【銀英伝】ラインハルト、ついに皇帝になる【歴史ネタ】

ヤンが政府の停戦命令を受諾したことによって、自由惑星同盟は1世紀半の長きにわたる戦争についに敗北した。 宇宙暦799年、帝国暦490年5月25日、事実上の降伏文書である「バーラトの和約」が両者の間で締結される。 一方、ラインハルトは、女帝カ ...
【銀英伝】ヤン、同盟政府の命令で降伏する【歴史ネタ】

フェザーン回廊から侵攻して来た帝国軍に対し、同盟政府は戦慄する。 同盟側は、宇宙艦隊司令長官ビッコックの下、同盟軍は急ぎ寄せ集めの三個艦隊を編成。「双頭の蛇」陣形の帝国軍と戦闘に入った(ランテマリオ会戦)。 一方、総司令部から自由裁量をゆだ ...
【銀英伝】帝国民衆による国民軍の結成【歴史ネタ】

「同盟とローエングラム体制下の帝国とは共存できるはずなんだ。おかしな教条主義や原 理主義に陥らない限りね」(OVA31話) 「別に全人類が単一国家である必要はないさ。同盟と帝国が併存したって一向にかまわな い」(OVA33話) ヤンは、ライ ...
【銀英伝】イゼルローンのヤン、政府に疎んじられる【歴史ネタ】

宇宙暦796年末、ヤンは帝国領侵攻が失敗に終わった後、イゼルローン要塞及びその駐留艦隊司令官に任ぜられ、99年の退役までその地位に就いている。 だが、同盟の内戦終結(宇宙暦797年8月)後、ヤン艦隊の熟練兵たちは引き抜かれて新設部隊の中核的 ...
【銀英伝】ジェシカの死――スタジアムの虐殺【歴史ネタ】

さて、この内戦の最中、「ヴェスターラントの虐殺」ほどではないにしても、自由惑星同盟でもひとつの悲劇が生じている。 宇宙暦797年、ハイネセンスタジアムで救国軍事会議に反対する市民集会が開かれた。主催者は代議員ジェシカ・エドワーズ。 だが、ク ...
【銀英伝】ヤン VS 救国軍事会議【自由惑星同盟内戦の歴史ネタ 後編】

また、日本でも、同じ1936年に陸軍の青年将校らによるクーデター(*4)が発生し、首相官邸や警視庁などが襲撃されたが、誰の支持もえられずに失敗に終わっている。 そもそも、クーデターによる政権というのは、世界的にみて珍しくない。 たとえば韓国 ...
【銀英伝】ヤン VS 救国軍事会議【自由惑星同盟内戦の歴史ネタ 前編】

さて、ラインハルトは、心置きなく貴族連合軍と戦うために、自由惑星同盟という「後顧の憂い」を断つ必要があった。 そこで彼が打った手が、帝国の捕虜となっていたリンチ少将を同盟に送り込んで、クーデターを使唆し、内部分裂させるというものであった。 ...
【銀英伝】大義を掲げての無謀な帝国領侵攻【後編 歴史ネタ】

そういえば、第二次大戦中の日本帝国もまた「アジアの解放」という「大義名分」を掲げて、東南アジアの欧米植民地に侵攻したことがある。 大東亜戦争に関しては、複雑で多角的な評価が必要であり、そういう解放としての側面がまったく無かったわけではない。 ...
【銀英伝】大義を掲げての無謀な帝国領侵攻【前編 歴史ネタ】

イゼルローン要塞を陥落させたヤンは、同盟政府が銀河帝国と講和し、つかの間の平和が宇宙に訪れることを望んでいた。 だが、彼の願いとは裏腹に、事態は最悪の方向へと進んでいく。 「イゼルローン要塞の無血占領という甘美な麻薬は、自由惑星同盟の国民の ...
【銀英伝】イゼルローン要塞の攻略【歴史ネタ】

宇宙暦796年、帝国暦487年、アスターテ会戦での同盟軍の崩壊をくい止めたヤン・ウェンリーは、その功績により第13艦隊の司令官に任ぜられる。 と同時に、ヤンは最初の任務としてイゼルローン要塞の攻略を命ぜられた。 ヤンは艦艇ヒューペリオンで並 ...
【銀英伝】永遠のライバル――ラインハルトとヤン・ウェンリー【歴史ネタ】

銀河帝国と自由惑星同盟との情性的な戦争が1世紀半も続き、双方が国家としての末期症状を呈しはじめた頃、歴史を大きく動かす2人の英雄が出現する。 一人は、腐敗しきったゴールデンバウム王朝を打倒し、大貴族たちが民衆を搾取して不当に特権を貪る社会を ...
「不幸な人」列伝(前編)【銀英伝キャラ】

『銀英伝』では「不幸」が山盛りである。 運命の不条理や人生の無常の前に苦悩し、傷つき、そして倒れる人物たちが、これでもかと登場する。だが、他に類を見ないほど、『銀英伝』にリアリティーを感じられるのも、お約束事のようにハッピーエンドに帰結する ...
同盟政治家列伝(後編)【銀英伝キャラ】

自由惑星同盟の政治家たちには、民主国家としての末期と国家滅亡という激動の時代にあって、まるで悲喜劇を演じる役回りが与えられているかのよう。 後編はかなりの脇役クラスになる。 4・ホアン・ルイ レベロと同様、彼もまた同盟の政治家としては良識派 ...
同盟政治家列伝(前編)【銀英伝キャラ】

自由惑星同盟には「政治家」という職業がある。 原理上、公益の充実化をはかるために市民から徴収した税金を公正かつ有効利用することを委託されているに過ぎない「市民の従者」なのだが、時々、世襲が続いたりして、自分が特別な人間だと錯覚してしまいがち ...