【銀英伝】カイザー・ラインハルト崩御【歴史ネタ】

ユリアンらイゼルローン共和政府幹部たちは、ラインハルトと共にハイネセンへと降り立った。だが、ラインハルトを狙って拘留中のルビンスキーが捨て身の爆弾テロ(*1)を行う。ラインハルトは助かったが、ハイネセン市街は30%が消失してしまう。 宇宙暦 ...
【銀英伝】イゼルローン共和政府、内政自治権を獲得する【歴史ネタ】

「ロイエンタール元帥反逆事件」の後、歴史は再び加速を早めた。 宇宙暦801年、新帝国暦3年1月、カイザー・ラインハルトとヒルデガルド・フォン・マリーンドルフは結婚した。 一方、帝国軍の支配下にあるハイネセンでは、ルビンスキーが背後で糸をひく ...
【銀英伝】イゼルローン共和政府の誕生【歴史ネタ】

ヤン・ウェンリー亡き後、彼の被保護者であり用兵学上の弟子であったという事実により、ユリアン・ミンツが軍事指導者の地位に就いた。また、ヤンの未亡人となったフレデリカが政治代表者の地位に就いた。 こうして宇宙暦800年8月、イゼルローン要塞に残 ...
【銀英伝】イゼルローンのヤン、政府に疎んじられる【歴史ネタ】

宇宙暦796年末、ヤンは帝国領侵攻が失敗に終わった後、イゼルローン要塞及びその駐留艦隊司令官に任ぜられ、99年の退役までその地位に就いている。 だが、同盟の内戦終結(宇宙暦797年8月)後、ヤン艦隊の熟練兵たちは引き抜かれて新設部隊の中核的 ...
同盟政治家列伝(後編)【銀英伝キャラ】

自由惑星同盟の政治家たちには、民主国家としての末期と国家滅亡という激動の時代にあって、まるで悲喜劇を演じる役回りが与えられているかのよう。 後編はかなりの脇役クラスになる。 4・ホアン・ルイ レベロと同様、彼もまた同盟の政治家としては良識派 ...
女性列伝【銀英伝キャラ】

1・ドミニク・サン・ピエール 不思議な女性である。 ルビンスキーの犯罪を黙認しているということで、明かに道徳上の責めは免れないが、一方でエルフリーデと彼女の赤ん坊の世話をやいてやるなどの優しい面も持つ。 歌手・ダンサー・女優などの遍歴をもつ ...
名副官列伝【銀英伝キャラ】

ある集団・組織の中でリーダーがいれば、その補佐役に徹する人も必ずいる。 そもそも副官には、リーダーの総合的な戦略・方針面の決定にまで関与できる参謀タイプと、あくまで実施面の遂行に限定されるタイプの2種類がいる。 考えてみれば、この点でも、帝 ...
忠誠心あふれる人物たち【銀英伝キャラ】

『銀英伝』では「忠誠心」が、人間関係を形成する重要な要因になっている。 なにしろ忠誠心に厚い古風ともいえる人物がたくさん登場するのだ。 ここではそんなキャラを取り上げてみたい。 一般社会でも、教師は生徒を持ち、上司は部下を持つ。目下のものを ...
トリューニヒト、その恐るべき軌跡(前半)

華麗なる誰弁家。巧言令色の徒。ネクタイをしめた衆愚政治。エゴイズムの怪物・・・と様々に評される政治家トリューニヒトだが、彼がある種の「特殊能力」をもつ人間であることだけは誰も否定できない。 たとえば、権力と利権のありかをかぎ分ける独特な嗅覚 ...
同盟軍その他の仲間たち――ムライ、パトリチェフ、フィッシャー

ラィンハルト麾下の帝国軍諸提督たちと比較すると、明かにヤン艦隊のメンバーは多種多様な人材の寄せ集めである。年齢の幅も広く、硬軟取り混ぜたその顔触れは、司令官ヤンの寛容で懐の深い性格の反映なのかもしれない。 しかし、意外と「普通の」「常識的な ...
ビュコック語録とビュコック評

ビュコック語録 考えてみると、わしはたぶん幸せ者じゃろう。人生の最後にラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという、ふたりの比類なく偉大な用兵家と出会うことができた。そしてふたりの内いずれかが傷つき倒れる光景を見ないですむの ...
キャゼルヌ語緑とキャゼルヌ評

キャゼルヌ語緑 家の引越が片付くまでは帰ってくるなと女房に言われてね。 (OVA19話) イゼルローンに着任して 独身生活10年で悟りえぬことが一週間の結婚生活で悟れるものさ。(OVA55話) 結婚したヤンに対して しかしユリアンのやつ早く ...
ヤン艦隊の真の実力者キャゼルヌ

アッテンボローの他にヤンの士官学校時代からの知り合いといえば、アレックス・キャゼルヌが挙げられる。 ユリアンは日記に次のように記している。 「ヤン提督が士官学校の3年生だったとき、キャゼルヌ『大尉』が士官学校の事務局次長として赴任してきたの ...
ポプラン語録とポプラン評

ポプラン語録 おれは17の時に最初の敵機と最初の女をおとしたんだ。それ以来、戦果を重ねて、今じゃどちらも三桁の数字にのせている。(OVA39話)ユリアンに 野郎っ、戦場に出てこい! そうしたら相手になってやらい!(OVA68話) オーディン ...
伊達男ポプランに隠された本当の素顔とは?

オリビエ・ポプランの若かりし頃をうかがわせるエピソードがある。 ユリアンやポプランたちが「聖地」地球に侵入した時である。 その時、食事中に突然暴れ出した信者をみて、ポプランはそれが「サイオキシン麻薬」(*)の拒絶反応であることを瞬時に見抜く ...
本当の自分を隠してチャラ男を演じているポプラン

シェーンコップは「男らしさ」の魅力によって磁力のように女性を引きつけるタイプのようだが、それとは逆にナンパ師的な積極攻勢によって次々と女性をものにしていくのがオリビエ・ポプランだと思われる。 彼の場合、一緒にいて飽きない明るく楽しい性格や、 ...
シェーンコップ語録とシェーンコップ評

シェーンコップ語録 私はワルター・フォン・シェーンコップだ。死ぬまでの短い間、覚えといてもらおう!(OVA43話) ロイエンタールに対して 要塞とか人妻とかいうものは、そう簡単に借りられないものですがね。(OVA 46話) 個人の人権を守る ...
騎士としてのシェーンコップ

日本では「チャーミング」という言葉を女性に対してしか使用しないが、人格的魅力と性的魅力を兼ね備えたシェーンコップをみる時、私はどうしてもこの形容詞を思い出してしまう。 彼はまごうことなき「豪傑」である。 白兵戦という、人間の肉体能力がすべて ...
アッテンボロー語録とアッテンボロー評

アッテンボロー語録 どうせ伊達と酔狂でやってるんだ。今さらマジメになったって帝国軍のマジメさにはかなわんよ。(OVA78話) 同盟から離脱した後の自分たちの行動について 人間は主義だの思想だののためには戦わないんだ。主義や思想を体現した人の ...
ユリアン語録とユリアン評

ユリアン語録 ええ、必ず守って差し上げます。 (OVA17話) ヤンに対して ぼくが従うのは、ヤン・ウェンリー提督ただおひとりの命令です! (OVA53話) 許して下さい! 許して下さい! ぼくは役立たずだ! 一番肝心な時に、提督のお役に立 ...