老人列伝【銀英伝キャラ】

『銀英伝』には、老人キャラも幾人か登場する。 そして、老人であっても、一くくりにステレオタイプ化されず、非常に個性的な存在として、描き分けられているのが「銀英伝」の凄いところである。 彼らを順番にみていこう。 1・フリードリヒ4世 大公時代 ...
「銀英伝エゴイスト3兄弟」にみる悪の連帯関係

トリューニヒトは反逆に倒れようとしていたロイエンタールに言った。 「地球教を私が利用したのです。私は何でも利用します。宗教でも、制度でも、カイザーでも」(OVA98話) 事実、トリューニヒトは、同盟政治家時代に散々、地球教の世話になっていな ...
ド・ヴィリエの死に様にみる「結末」の意味

ここで地球教によって仕組まれた陰謀の数々を列挙してみよう。 「キュンメル事件」。ヒルダの従弟であるキュンメル男爵がカイザー・ラインハルトを自分の邸宅に招待し、中庭で暗殺を謀った。(*1) 「ヤン暗殺」。カイザー・ラインハルトとの会見に向かう ...
アドリアン・ルビンスキーの陰謀の数々(前半)

『銀英伝』の全キャラの中でもっとも陰謀に長けているのは、フェザーン自治領主のアドリアン・ルビンスキーではないだろうか。 彼の内面については次のように説明されている。 「初代のレオポルド・ラープ以来、歴代の自治領主が、フェザーン市民と地球のい ...