【銀英伝】ラインハルト、ついに皇帝になる【歴史ネタ】

ヤンが政府の停戦命令を受諾したことによって、自由惑星同盟は1世紀半の長きにわたる戦争についに敗北した。 宇宙暦799年、帝国暦490年5月25日、事実上の降伏文書である「バーラトの和約」が両者の間で締結される。 一方、ラインハルトは、女帝カ ...
【銀英伝】ヤン VS 救国軍事会議【自由惑星同盟内戦の歴史ネタ 後編】

また、日本でも、同じ1936年に陸軍の青年将校らによるクーデター(*4)が発生し、首相官邸や警視庁などが襲撃されたが、誰の支持もえられずに失敗に終わっている。 そもそも、クーデターによる政権というのは、世界的にみて珍しくない。 たとえば韓国 ...
【銀英伝】ヤン VS 救国軍事会議【自由惑星同盟内戦の歴史ネタ 前編】

さて、ラインハルトは、心置きなく貴族連合軍と戦うために、自由惑星同盟という「後顧の憂い」を断つ必要があった。 そこで彼が打った手が、帝国の捕虜となっていたリンチ少将を同盟に送り込んで、クーデターを使唆し、内部分裂させるというものであった。 ...
【銀英伝】自由惑星同盟の末期症状【歴史ネタ】

『銀英伝』の本伝がスタートするのは、宇宙暦796年、帝国暦487年のアスターテ星域会戦の時である。 銀河帝国は5世紀弱、自由惑星同盟は2世紀半あまり、それぞれ建国から経過していた。すでに双方とも国家として末期症状の様相を呈していた。 「宮廷 ...
同盟政治家列伝(後編)【銀英伝キャラ】

自由惑星同盟の政治家たちには、民主国家としての末期と国家滅亡という激動の時代にあって、まるで悲喜劇を演じる役回りが与えられているかのよう。 後編はかなりの脇役クラスになる。 4・ホアン・ルイ レベロと同様、彼もまた同盟の政治家としては良識派 ...
同盟政治家列伝(前編)【銀英伝キャラ】

自由惑星同盟には「政治家」という職業がある。 原理上、公益の充実化をはかるために市民から徴収した税金を公正かつ有効利用することを委託されているに過ぎない「市民の従者」なのだが、時々、世襲が続いたりして、自分が特別な人間だと錯覚してしまいがち ...
トリューニヒトに見る悪の処世術

政治権力というのは「両刃の剣」の面がある。 それを行使する者の人間性次第で、社会全体に益をもたらすこともできれば、逆に害をもたらすこともできるからだ。それゆえ、市民の中から選ばれた執政者に政治権力をゆだねると同時に、市民はその行使の在り方に ...
思想的巨人としてのヤン・ウェンリー「国家について」

いずれにせよ、全宇宙が専制政治による単一政体に統合されてしまうのを防ぎ、後世に民主共和制の種子を残す構想を実現する詰めの段階で、ヤンは非運な死を強制され、その遺志はユリアンたちに託された。 いったい、このような歴史的な業績を残したヤン・ウェ ...
自由惑星同盟滅亡後にこそ真価を発揮したヤン・ウェンリー

ヤン・ウェンリーは、ラインハルトとは、まったく異なる立場に立たされていた。 ラインハルトは大な戦略的構想を次々と具現化していくことで常に状況をつくる立場にあったが、対してヤンは、逆にその新しい状況に次々と対応を迫られる側だった。 ラインハル ...